インターネットでライブ配信を行う場合、カメラ、ライブエンコーダーなどの機材設置や配線、資料を投影するためのPC端末セットアップなど、様々な機材準備が必要となります。そのため、リハーサルを入念に行ったり、機材の動作チェックを行うなど、人員も時間も必要になり、開催者側の負担も大きくなります
また、リアルタイムで配信するため、ミスが許されないというプレッシャーや予期せぬ機材や回線のトラブルなど配信事故を招く恐れがあり、トラブルリスクは切り離すことができません。
そこで今回は、ライブの良さは残しつつ、ライブ配信のリスク低減や安定配信を目指されている方に向けて、「疑似ライブ」の特徴やメリットをご紹介いたします。
■動画配信の種類
動画配信には大きく分けて3種類の配信方法があります。
1.オンデマンド配信
いつでも視聴者の好きなタイミングで動画視聴できる配信形式
例)Youtube , Netflixなど
2.ライブ配信
リアルタイムで映像/音声を配信し、配信している時間のみ視聴可能な形式
例)スポーツ中継などTVの生放送番組など
3.疑似ライブ配信
配信する動画そのものは事前に録画した動画ファイルを使用し、予め決められた時間に動画配信を開始する形式
例)Youtubeのプレミア配信、オンラインセミナー(講演動画)など
疑似ライブ | ライブ配信 | オンデマンド配信 | |
事前収録 | 〇 | × | 〇 |
配信の難易度 | ◎ | × | 〇 | トラブルリスク | 低 | 高 | 低 |
運用工数 | 低 | 高 | 低 |
■疑似ライブ配信の特徴
疑似ライブ配信は、事前に収録・編集した動画を使用しますので、編集段階で凝った演出を入れたりテロップを挿入するなど、クオリティの高い動画コンテンツを作成することができます。講演・講義や商品PRなど幅広い動画に向いている形式です。
ライブ配信自体も指定した時間に開始するように予め設定しておくだけで自動的に配信が開始されますので、視聴者はライブ配信を見ている感覚で動画を視聴できます。
<疑似ライブのメリット>
配信者側としては、配信当日の機材準備やリハーサルなどの運用オペレーションが不要になるため、少人数での対応やライブ配信経験の浅いメンバーでも安心して対応が可能です。また、疑似ライブ配信中はチャット等による双方向コミュニケーションなどに集中することができますので、視聴者にとってより満足度の高いイベント・セミナーを開催することができます。
■疑似ライブ配信を行うまでのかんたん3ステップ
①配信用動画コンテンツの作成
事前に動画の収録・編集を行います。
やり直しができないライブ配信と比べて、何度でも撮り直しが可能です。また、背景合成や資料のズームアップ等の演出にも時間をかけて作りこむことが出来るので、完成度の高い動画を制作で きます。
②動画ファイルのアップロード
ULIZAにログインして動画をアップロードするだけで配信用ファイルのエンコードが完了します。
③疑似ライブ配信予定日時のセット
スケジュール設定と配信動画の選択など、必要情報を登録すれば完了です。