マーケティングやオンラインイベントに動画配信を利用する際、視聴分析機能を使用することで、マーケティング活動やオンラインイベントの成功実績や問題点などを可視化することが出来ます。
動画を使ったマーケティング施策やオンラインセミナーの成果を分析する上でさらに把握しておきたいのが、ユーザー別の動画の「視聴割合」や「視聴データ」です。
動画の視聴割合とは、「その動画が、動画の尺に対してどれくらいの間視聴されているか」を表す指標です。
例えば、動画の冒頭で多くのユーザーが視聴をやめて離脱してしまうような動画は視聴割合の低い動画、逆にほとんどのユーザーが最後まで見ているような動画は視聴割合の高い動画だと言えます。
動画によるマーケティング・オンラインイベントを行う場合、より多くの情報を届けるためには、動画の再生回数だけでなく、「動画を最後まで見てもらえているかどうか」は、非常に重要な指標となります。
また、セミナーなどに動画配信を利用する際に、「どのユーザーが動画を最後まで視聴したか」、「途中飛ばして再生されていないか」などの視聴データを特定し把握することで、ユーザーごとのアフターフォローも個々の状況に応じて対応することができるようになります。
この記事では、ULIZAにおけるユーザー別視聴状況分析機能について紹介します。
※動画の再生回数に関する分析機能についてはこちらの記事をご覧ください。
【動画の再生数が知りたい】動画視聴分析機能 〜再生回数編〜
【記事を読んで欲しい方】
- 動画マーケティング・オンラインイベントを検討されている方
- セミナー動画の配信を検討されている方
【こんなケースで有効活用】
- 動画の視聴割合を把握したい
- 動画を最後まで視聴したユーザーを特定したい
- 動画が途中飛ばして再生されていないか把握したい
■ULIZAの視聴分析機能の特徴
ULIZA Video Analyticsでは、プレイヤーのタグにユーザーを識別するIDを付与することで、動画コンテンツとユーザーIDを連携させ、ユーザーごとの再生回数・視聴割合など視聴状況を特定することができます。
これにより、ユーザーの理解度に応じたフォローを行うことができるようになり、視聴満足度を高めることにつながります。
※視聴分析機能とユーザーIDとの連携方法はこちらから
ULIZA Video Analyticsでは以下のように分析結果が表示されます。
まず、以下のようにユーザーIDごとに再生開始数(再生が開始された回数)がグラフで表示されます。
そのほか、ユーザーID別に次の項目を分析することができます。〈ユーザーID別データ(1)〉
①表示回数:動画プレイヤーが表示された回数
②再生開始数:(上のグラフと同様)
③再生回数:動画の再生が開始され、実際に再生状態となった回数
④広告再生開始数:(広告付きの動画の場合)視聴中に広告の再生が開始された回数
⑤平均視聴割合:再生した全ての動画の尺のうち何%視聴したかを示した数値
⑥平均視聴時間:再生した全ての動画の視聴時間の平均値
⑦総視聴時間:再生した全ての動画の視聴時間の合計値
また、ユーザーID別に、さらにコンテンツのタイトルごとに細かい分析を行うこともできます。〈ユーザーID別データ(2)〉
⑧視聴済フラグ:動画の開始点から終了点までのどの部分が視聴されたかを表す指標(視聴した部分は太線になる)
⑨視聴割合:動画の尺のうち何%視聴したかを示した数値
これらの機能を利用することで、動画が途中飛ばして視聴されていないか確認することや、ユーザーごとの動画の視聴割合を把握することが可能になり、ユーザーの習熟度・理解度を図る指標として利用できます。
また、それぞれの視聴データをCSV形式でダウンロードすることが可能なため、取得したデータを自社で容易に加工・共有することで成果をより分かりやすい形にすることができます。
ULIZA Video AnalyticsでユーザーID別の視聴分析を使用し、ぜひ社内のマーケティング施策やオンラインイベントにご活用ください。