【システムに詳しくなくても簡単導入】動画ポータルサイトを構築する方法

ULIZA機能紹介

 最近は「動画配信をしたい」というシンプルなお問合せだけでなく、「限られた人だけに動画を公開したい」「会員サイトも一緒に作りたい」という相談や問い合わせをいただくことが増えています。

用途としては「塾生向けに授業のアーカイブ動画を見せたい」、「社員向けにマニュアルや研修動画を見せたい」など様々ありますが、公開範囲を限定する「会員向け動画ポータルサイト」の構築はどうしたらよいか?会員データの管理はどうするのか?など、システム要素の疑問・不明点が多いことが問い合わせに繋がっているようです。

まず「会員向け動画ポータルサイト」構築への理解を深めるにあたり、会員サイトにはどのような種類や特徴があるのか?や限定配信の動画ポータルサイトのメリットなどを整理していきましょう。

【Web(会員)サイトの種類】

1)オープンサイト
 会員・非会員の区分けが無く、誰でも情報を閲覧できるサイト
「会員向け動画ポータルサイト」の場合は、会員・非会員関係なく、誰でも動画の閲覧が可能な状態

2)セミクローズドサイト
 一般的な情報は会員・非会員のいずれの区分でも閲覧できるが、機微な情報の閲覧や資料請求・商品購入等の申し込みにはログインした会員のみが行えるサイト
「会員向け動画ポータルサイト」の場合は、一部の動画は誰でも閲覧できるが、会員限定の動画コンテンツは会員資格を保持しているユーザーのみが閲覧可能になる

3)クローズドサイト
 Webサイト自体を公開せず完全クローズドになっており、サイトにログインできる会員(ユーザー)のみが利用できる
「会員向け動画ポータルサイト」の場合は、会員資格を保持しているユーザーのみが閲覧可能

 このようにWeb(会員)サイトは大きく3種類に分類されます。
会員向け動画ポータルサイトでは2)セミクローズドサイトや3)クローズドサイトが使用されることになりますが、会員データの管理が必要です。

次にセミクローズドサイトやクローズドサイトによる限定公開のメリットを見ていきましょう。

【会員向け動画ポータルサイトのメリット】

1)動画コンテンツの希少性アップ
誰でも視聴できるコンテンツと違い限られた人だけが視聴できるコンテンツは、独自ノウハウや専門性の高い情報を掲載することができます。

2)会員との関係性強化
サイトの閲覧情報やクリック履歴などから、嗜好性に応じたコンテンツ表示やレコメンドを表示することができます。

3)個人の視聴履歴の取得
サイト運用の視点では、重要なマーケティングデータとして視聴履歴をデータ化し、利用することができます。

このように限定的に公開することは、サイトや動画コンテンツの価値を高めることができたり、会員(ユーザー)との関係性を強化することにもつながります。

 メリットの大きい「会員向け動画ポータルサイト」ですが、サイトをスクラッチで独自開発するには膨大な費用と時間が掛かってしまいます。サイト制作用APSサービスの利用して構築もできますが、会員管理と動画コンテンツの管理が別々になるなど弊害もあります。

ULIZAでは、「配信サイトの管理」機能や「会員プール」機能をご利用いただくことで、お手軽に会員限定サイトを構築することが可能です。
機能も充実しており、サイトのデザイン設定も管理画面で簡単に設定することができます。

また、認証設定においても、「会員プール」機能を利用できるだけでなく、OPENID Connect連携を使用することでOPENID Connectに対応したアカウントを利用することができます。

【ポータルサイト(サンプル)】

【会員プール画面】

【配信サイト設定画面】

 「会員プール」機能でもログイン方式をユーザー名&パスワードかメールアドレス&パスワードを選択できたり、パスワードポリシーを設定できるなどセキュリティにも配慮した機能が存在します。

「会員向け動画ポータルサイト」の構築をご検討中の方は、ぜひご参考にしていただければと思います。

<参考マニュアル>
・配信サイトの管理
・会員プール関連